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「浜松まつり」と浜松市南区の凧揚げ合戦
浜松市の気候は比較的温暖ですが、冬になると「遠州のからっ風」と呼ばれる北西の強い季節風がすさまじいことでも知られています。そんなからっ風を利用して、冬に行われる一大イベントが、「浜松まつり」です。全国でも珍しい凧が主役のこのおまつり。もうひとつの特徴は、神社仏閣の祭礼とは関係ない"市民参加"のお祭りだということだそうです。
浜松まつりの始まりは、400年以上前の永禄年間(1558~1569年)に、当時の浜松を治めていた引間城主の長男誕生を祝って城中高く凧を揚げたことが、凧揚げの最初という説もありますが、定かではありません。でも、子供の誕生を祝う「こいのぼり」ならぬ「初凧」の伝統は、現在まで続いているそうです。
5月のゴールデンウィーク中の行われるこの「浜松まつり」。浜松市の各地でパレードや屋台引き回しなどが行われますが、メインはもちろん、凧揚げ合戦。浜松市南区の中田島砂丘が会場です。南区は、田園と工場、商店型不動産の広がる地域ですが、砂丘があることでも有名です。
花火の合図とともに、大凧がいっせいに五月の空へ舞い上がります。まず最初に揚がるのは長男の誕生を祝う、この名前と家紋の入った「初凧」。続いてラッパの音とともに数百人が入り乱れて凧合戦が始まります。太さ5mmの麻糸を互いに絡ませ、摩擦によって相手方の糸を切っていく戦いです。このとき会場は糸が焦げたにおいがしたり、白煙があがったりの大盛り上がり。会場は一気に興奮の坩堝です。
この大凧合戦、無料で観覧席も用意されています。勇壮な凧合戦をゆっくり眺められるので、おすすめです。
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